治療技術の三本柱(大学で教えない歯科治療)
矯正治療
本当の矯正治療とは?
歯並びをよくするだけが矯正の目的ではありません。矯正治療によってさまざまな効果が期待できます。(肩こりの改善、運動能力の改善、自律神経失調症、睡眠時無呼吸症候群の改善など)これらをきちんと完成させるためには以下の4つの条件がないと実現しません。
- かみしめなどを起こしている原因を理解する
- 咬み合わせの位置が肝である(いわゆる中心位の咬合へのアプローチが必要である)
- 不適切な咬み合わせの接触をできるだけ取り除く(作業側、平衡側の干渉)
- 歯をできるだけ抜かず、拡大を行う(舌根沈下の防止)方法を選択する
これらの治療はいずれも矯正治療の基本であるが、矯正専門医の先生でもすべてできている先生は多くないでしょう。
難症例を誰に聞けばよいのか?(矯正をしていて先生は困っている)
矯正治療を行っていると何症例には多く出くわすものです。私が知る限りの難症例は以下のものがあります。
- 矯正治療の失敗例(すでに抜歯されているにもかかわらず、2級関係が残っている)
- 3級症例で抜歯も困難であるがオペをするほど顎が出ているわではなく、本人もそれを希望していない
- 矯正後の顎関節症で口が開きにくい、頭痛があるなどの症状を訴える患者さん(顎関節症症状)
- ローアングル症例でなおかつ、過蓋咬合である。
これらの患者さんはいずれも治療のアプローチを間違えなければ治療することは決して難しいことではありません 上記(1)と(3)の効果が出た症例
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矯正治療前矯正治療9ヶ月後矯正歯科治療前に比べて歯列全体が拡大され、特に前歯の近くの部分が拡大されています。これによっていつも詰まっていた鼻が通るようになりました。 また咬む位置が安定し(中心位*1にもって行きながら矯正治療を行っている)体のバランスが良くなったり、肩こりなどがなくなった。などのメリットが。
上記(2)と(4)の効果が出た症例
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矯正治療前矯正治療6ヶ月後噛み締めがひどく、顎関節症で口をあくこともできず、食事を取れなかったため、来院されました。
上記(3)と(4)の効果が出た症例
顎関節症治療用のマウスピースで、状態を改善後、矯正治療を開始、歯が並んでくるうちに、噛みしめが減り、額関節症の状態も良くなってきました。虫歯も10本以上ありました。写真のように歯列がガチャガチャになっていると、顎の運動がスムーズにならず、脳に不適切な刺激が入り、歯軋りや、噛みしめを起こしやすくなります。このような場合のマウスピースの治療と矯正治療には抜歯をせず顎全体を広げる必要があります。
歯列を広げることによってスペースを確保しています。
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矯正治療前矯正治療5ヶ月半後日ごろのストレスで歯軋りがひどく、背中まで痛くなってしまった患者さんです。
あごの症状は一時治まりましたが、矯正治療の最中、咬み合せが奥歯だけになり、少し歯軋りが再発しています。このような場合でも、最終的に矯正治療が終われば、症状は治まります。ご覧いただければわかるように、抜歯をしないで全体的に歯列が拡大して、舌の置くスペースが広がり、舌根沈下*2もよい方向に向かっています。このように歯の矯正治療は、今はできるだけ抜歯をしない(全て抜歯をしないということではありませんが)で治療を行うことがになってきました、これはデーモンブラケット*4やカッパーナイタイワイヤー*5などの新しい材料に負うところが大きいといえます。抜歯をすると却って歯列が狭くなって問題を起こす場合もあります。また治療に当たっての診断がしっかりできてなければ、正しい咬み合せの位置に歯を移動させることは不可能です。また単に歯や上下の顎の骨格を見るだけでなく、体全体に対してどのような影響を与えているかをしっかりと診断できなければ、本当の診断とはいえません。
顎の不調は矯正だけで治るのでしょうか?
顎の不調は矯正だけで治すことには少し無理があります。詳しくは顎関節症のページへ。
当医院では、矯正にデーモンブラケットをお使いいただくことをお勧めいたします。
デーモンブラケットの長所
(1)ワイヤーを縛り付けないので、痛みが少ない(痛みがまったくないわけではありません)。
(2)治療期間がい
(3)アポイントの回数が少なくできる。
(4)今までできなかった歯の動きも可能(インプラントを使わなくてもできる)
デーモンブラケットの短所
(1)見た目が悪い
(2)費用がやや高い


