治療技術の三本柱(大学で教えない歯科治療)
顎関節症の治療
1.顎関節症で顔がゆがむ 顎関節症の症状の一つとして、顔や唇が歪んでくることがあります。これらはきちんと歯を治すことによって正常な状態にもどすことができます。しかし、誤った矯正をしてしまうと逆に顎がゆがんでくることもあるのです。
顎関節症の治療
顎関節症は、かみ合わせを治すことによって治療することができるのですが、さまざまなバリエーションがあって、とても一筋縄でいくものではありません。それはアメリカでもオロフェーシャルペインとして治療が困難な症例をわざわざ分類をして治らないと定義しているくらいだからです。
顎関節症の治療で最も難しいのは顎位の決定です。顎位はいわゆる中心位と呼ばれるものですが、これを確実に採得する方法はないといってよいでしょう。すなわちここが中心位だからここでかみ合わせを決めて治せばよいという位置がないのですから、補綴の先生が困るわけです。つまりフルマウスリコンストラクションは一歩間違えると大変な大失敗につながる可能性があるのです。またインプラントは歯根膜がないなどの理由から咬み合わせに非常に重篤な問題を引き起こす可能背があるのです。
しかし、患者さんによっては中心位(と言うかある程度中心位と言える位置)を取りやすい患者さんがいらっしゃることは事実です。そのような場合はフルマウスの治療などを行っても悪くはないと言えます。
しかしここで恐ろしいことは、歯を治療したことがトリガーとなって急激に敏感になってしまい、顎関節症を発症することがあります。それらを考えるといかに適合がよく、かみ合わせにずれがない修復物を入れることが大切かよくわかるのです。


