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コラム

院長の苦労話

院長の苦労話 院長 吉田敦志

生年月日1965年(昭和40年)4月26日生まれの おうし座、血液型A

スーパージーピーを目ざした、私の歯科医師としての出発は本当に苦労の連続でした。

・生まれは極寒の地、でも南の島が大好きです
生まれは北海道の釧路、患者さんには「寒いのには強いのでは?」とよく聞かれますが、暑いのは苦手ですが、寒いのも別にそんなに好きではありません。
ハワイや沖縄など南の島が大好きです。(誰でも好きですね)
・どん底の貧乏生活の大学院生(16年前)
大学を卒業後、なんとまぐれで主席で大学院に入学できたのですが、入学金も授業料も払えないほどの貧乏学生。当時、大学院生初の中途退学者になるところでした。
歯科医師免許はすぐ発行されないし、あっても新人を雇ってくれる歯科医院もありません。研究室も忙しく限られた時間で働けるものはないか
と考え、学生時代にしていた家庭教師で食いつなごうと、「家庭教師やります」というチラシを人の目をはばかりながら、電柱や、イトーヨーカ堂に張りに行きました。しかし電話はいっこうにかかってきません。いよいよ明日から何食べようかと真剣に悩むほど貧乏に・・・、冷蔵庫をあさってもしおれたキャベツぐらいしかありません。そんな折医局旅行熱海に行くと聞かされ、さらにお金がかかることがわかり落ち込む日々。しかし、そんなとき、「家庭教師をやってもらうか決める試験をしたい」という電話が、このときほど気合を入れて、勉強を教えたことはありません(自分の息子にも)。この試験に受かって、晴れて家庭教師の職をゲット、やっと食いつな具ことができました。まさかまだ試験を受けるとは思いませんでした。
・歯医者それとも敗者?(15年前)
先輩の紹介でやっと紹介してもらった歯医者のアルバイト、歯科治療に理想を抱いて生きていた私は、実際の医院で治療してみてビックリ一日に30人~40人診療しなければ保険診療だけしている医院として
は経営が成り立たないのです。この現実を知って、ガックリ
しかもアルバイトのあとはグッタリ。診療時間はいったい誰を診療して、何をしたのかもまったく覚えていないほど忙しい。次の日は廃人のようになって昼まで布団に
入っている始末。患者のための治療はいったい何なのか、いつも考え勉強してきた私にとって、相当なショックでした。どう考えても保険の診療は患者のためにはなっていないと思ったからです。保険でやっていることは理想の歯科治療とは程遠くみえました。
「ああ!何で歯医者になったんだろう」と悩む日々。「理想の治療なんて無理だ!」大学院迄行けば、きっと患者のための治療をするための、何かが得られると思っていた私の考えは甘かった。誰も理想の治療なんて教えてくれないんだ!正直このときは本当の敗者になりかけていました。
・本当の治療との出会い(14年前)
こんな悶々とした日々の中、突然アメリカで実際行われている治療技術を教えてもらえることに!!アメリカでは顎関節症の治療はあたりまえ、というか技術がきちんとしていて、日本のように顎関節症の人があふれている状態ではないと知りました。日本ではものすごいスピードでかぶせ物や詰め物が入れられるため、十分な調整が出来ていないことがしばしば(これはでも仕方ないことなのですが)、それが原因で顎関節症になっている人が非常に多いということも知りました。このとき初めて、きちんとした方法で治療を行えば、顎関節症は治るということを知りました。そして、保険診療は将来絶対やめてやる決心をしました。いくら生活のためとはいえ、患者さんのためにならない医療ならやることはないし、一度だけの人生、歯科医としてやりがいのある生き方をしたかったのです。
・開業と敗北感(7年前)
こんなに親切にしてくれてもいいのかと思うほど、私を支えてくださった、今の歯科医院の前オーナー(高木さん)から医院を居抜きで購入、しかし開業1週間目で一人しかいない助手が突然出社拒否、一人で治療と受付、片付けをすることに、このころ、患者さんは少なく苦しい日々、開業は間違いだったのではないか、「将来、自由診療だけでやるなって絶対無理かも」と何度も思いました。
・治療技術の完成(7年~今)
日本中にいる顎関節症の患者さんが、大学病院に行って満足な治療もされず、薬ずけにされ、治らないのは患者のせいとばかり、半ばきちがい扱いして通院させないようにしている現実を知り、悲しく思いました。
またそのような患者さんも、きちんとした知識と方法論で治療に当たれば、治療可能であることを確認できた数年間でした。治療に肝は咬み合わせの調整ですが、顎関節症の治療を完全にするにはどうしても矯正が必要とはわかっていました。しかし、どうして矯正治療で治るのか、そこがはっきりしませんでした。ここ数年間の講習会の出席と実際の治療成果の研究から、今は完全に治療法を理解して治療が出来るようになりました。随分遠方からの患者さんも増え(もっとも遠い患者さんはなんとイギリスからいらした方です)毎日、治療にとてもやりがいを感じております。今は歯科医師になってよかったと思う毎日です。

私の理念「医療に携わるものは、専門分野に関して知らなかったというのは犯罪でである」です。なぜならも無知なドクターは、助けを求めて来た患者さんをみすみす悪化させてたり、死なせたりさせるからです。世の中にこのような話はたくさんあります、エイズもその危険性を知っている先生は血液製剤は絶対に使わなかったと聞きます。私は出来る限りの知識を付け、無知による犯罪をおこなわないよう常に最高の診療ができるよう心がけています。

 
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