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治療技術の三本柱(大学で教えない歯科治療)

デーモンブラケットについて

デーモンブラケットって?
最近デーモンブラケットという名前をよく聞く人がいると思います。私もいろいろなブラケットを試してみましたが、今はデーモンブラケットが治療で最も良い成果をあげています。これを使ってしまうとほかのブラケットは使う気が全くなくなります。一粒当たりの単価は高く他のブラケットの倍以上しますが、患者さんのことを考えるとほかのブラケットを使う気がしません。これはデーモンブラケットが歯を縛らないために、歯列自体の拡大を容易にしたために、抜歯症例が格段に減るからです。しかし、単純にストレートワイヤーを使った矯正のみではいま一つ仕上がりが良くなりません。ここにデーモンブラケットを使用する際のコツがあるのです。

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写真はクリアブラケットを使用したものです。見た目はきれいなのですが、歯が動きにくい欠点があります
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写真はスピードブラケットです。7年ぐらいまでは使っていました。セルフライゲーションブラケット(ワイヤーとを用いないブラケット)の走りで、当時は注目されましたが、今では日本で扱っている業者がなくなってしまいました。摩擦は少ないのですが、デーモンほどフリクションフリーではありません。

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デーモンブラケットは、シンチバックも必要ありません。タイバックモジュールで歯列全体を閉じてゆきます。またブラケットに遊びがあるのが強みです。

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デーモンブラケットと今までのブラケットとの違い。
1、滑り抵抗が少ない 
2、歯列全体が移動する
3、自然に咬んでゆく

デーモンブラケットは様々な矯正の将来性を期待させるブラケットであるのです。しかしこのブラケットを使う先生自身が、きちんとしたポジショニングの重要性を理解していないと、とんでもない失敗症例の山を築いてしまうのです。
デーモンブラケットに限らず多くの矯正治療の失敗は、かみ合わせのことを全く考えない(患者さん本人にとって理想的なかみ合わせの位置はいったいどこなのか)といったことを考えないで、ただ漫然と上の歯と下の歯が咬むように治療をしてゆくことから起こります。
このような治療技術から一歩抜き出るためには、いわゆる「うるさい患者さん」つまり「注文の多い患者さん」を多く手がけなければ不可能でしょう。
先生は症例から学ぶことと、患者さんに十分な知識をつけてもらい、かなり質問のできるほどのレベルにまで患者さんの知識を増やしてもらう必要があります。私の医院でははじめは質問らしい質問も十分できなかった患者さんでも、治療が中盤以降になってくると、専門のスタッフでも舌を巻くような高度な質問までするようになることもしばしばです。
私自身、患者さんからの治療経過のインタビューをするうちに、様々な事実を教えられることになったのです。
ひとつだけ言えることは、かみ合わせが本当にきちんとうまくいった矯正治療を行えば、患者さんの体調は間違いなく改善するということです。つまり体調があまり良くならなかった場合は矯正治療もさほどうまくいっていないケースが多いといえます。
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